ガラスリペア
傷・割れの種類
フロントガラスに起こるどのタイプの傷も損傷とみなされます。物がぶつかったり、 取り付けが不正に行われてフロントガラスに要らぬ圧力がかかった場合にも損傷は起こります。 フロントガラスにものがぶつかったところを衝撃点と呼びますが、要らぬ圧力がかかったことによっておきる損傷には、 目に見える衝撃点はありません。 傷は大きく分けて4つの種類に分けられます。どの傷も異なりますが、ほとんどがこの4つのいずれかに当てはまります。
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ブルーズアイ
ブルーズアイとは、小さな衝撃点があり、そのまわりに円状に空気が入った状態を言います。 この種類の傷は比較的簡単になおせます。きちんと修理されたブルーズアイは、損傷したり かけたりしたガラスの表面の衝撃点にごくわずかな凹みが残る程度です。
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ハーフムーン
ハーフムーンは、衝撃点を中心として放射状に伸びてヒビが入った状態のことを言います。 この種類のヒビは、温度変化があったり、ガラスに圧力がかかるとすぐに大きく広がってしまいます。 ハーフムーン傷の修理はより難しく、正しく修理が行われた傷にもヒビの跡が残り、損傷したり欠けたりしたガラスの 表面の衝撃点にもわずかな凹みが残ります。
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スターブレーク
ガラスの外側の層に一本線が入り、小さな溝ができることを言います。 この手のヒビは衝撃点から伸びても、外側の層を完全に突き破ることはありません。 修理が困難な傷で、きちんと修理がなされた後でも、目に見える跡が残ります。
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コンビネーション
コンビネーションとは、上記の傷が2つ以上組み合わさったものを指します。 よくあるコンビネーションはブルーズアイとハーフムーンが組み合わさったものです。 コンビネーションをきれいに修理することは可能ですが、ブルーズアイよりも大きな傷跡が残ります。
上記の場合は補修が可能です。 補修(リペア)とは、キズ、割れの部分に樹脂を注入することにより目立たなくするものです。 ※補修可能な大きさは、10円玉程度の大きさまでとなります。
補修例
補修前の状態だと車検は合格できませんが補修後の状態であれば車検もOKです。